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2011-08-07 Sun
「勇気はあるか?」・・・と、
この物語では、何度も問いかけてくるんです。
登場人物へか、それとも、この物語を読む自分たちへかは、解りませんが、
「モダンタイムス
![]() | モダンタイムス (Morning NOVELS) (2008/10/15) 伊坂 幸太郎 商品詳細を見る |
この物語は、前回の『魔王』の続きにあたるもので、
「魔王」の登場人物がどのように、つながってくるかも、ここで見えてくる!
どちらかというと、伊坂さんが本当に書きたかったことや、言いたかった事がこの中にあるような気がします。
単純に娯楽小説というよりは、小説の中に、著者の訴えが、自己主張が背骨のようにしっかり入っていて、
そこが、また、作品を魅力的にしている。
まぁ、今回、その自己主張を担っているのは、嫌な性格で女ったらしの小説家、井坂幸太郎が代弁し、
伊坂さんの小説に対する願いも代弁しているような気がしてなりませんが・・・
その、メッセージとしての背骨があるから、伊坂作品が、安っぽい娯楽作品ではなく、
読んだ後の充実感とともに、
これほど、多くの支持者を得てるんだと思います!
時期的に「ゴールデンスランバー」とかぶるみたいなので、
同様の、スピード感はまさに、映画を見ているような気分で、
自然と、ページをめくるスピードも上がります。
しっかし、相変わらず、良い言葉を残していて!
そして、その言葉が、説教じみた上からの言葉ではなく、
友人と何気ない会話の中で、出てきた共感するような言葉なんです!
『人生は要約できない。
・・・要約した時に抜け落ちる部分こそが、その人の人生なのだ、と。まさに、「いろいろ」な部分だ。・・・』~本書より
小さな、何気ない日常こそが、人生なのだろう。
大きなイベントは、その積み重ねの、ひとつの出来事にすぎないんですね。
以前、民族写真家と話をしているときに、自分に向かって
「人は、有名になりたいとか、偉い人になりたいと思うけど、
本当に、意味があり、そういう人というのは、日常の生活を送っている、
何気ない人たちなんだよな・・・テレビや、雑誌に出てくるのは、作られたもので、
本物は、本当は何気ない小さなものなんだよ・・・」
と教えてもらった会話が、ふと頭をよぎりました。
この本は、確かに、物語としても面白いし、
本の中に散りばめられたメッセージを拾うのも楽しい!
これは、読む人それぞれによって違うと思うし、答えは、ないから
多種多様の楽しみが有って良いともうんです!
この、小説のタイトルと、表装の意味も!なかなか、楽しめました!
最後に、本書の中で、引用されていたチャップリンの台詞を紹介します。
『人生を楽しむには、勇気と想像力とちょっぴりのお金があればいい』~本書より
ちょっぴりのお金がない自分は、、、
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人生を楽しむには、勇気と想像力とちょっぴりのお金があればいい
いい言葉!
取るに足らないなにかを、いっしょうけんめい守りながら、
そうやって勇気と想像力を知らぬ間にすり減らして生きて行ってるような気がする。。
右手に100円玉にぎりしめて飛び出してゆく子どもみたいなまなざしで、
生きていけたらいいのになぁ。。
*まりこうた*
いい言葉!
取るに足らないなにかを、いっしょうけんめい守りながら、
そうやって勇気と想像力を知らぬ間にすり減らして生きて行ってるような気がする。。
右手に100円玉にぎりしめて飛び出してゆく子どもみたいなまなざしで、
生きていけたらいいのになぁ。。
*まりこうた*
まりこうたさん♪
コメントありがとうございます。
『人生を楽しむには、勇気と想像力とちょっぴりのお金があればいい』
本当にいい言葉ですよね!
まりこうたさんの言うとおり、
もし、純粋な、気持ちで生きていけたら、
まったく、違った情景が見れるのにと、
毎日思っています!
でも、その取るに足らない何かっていうものが、
その人にとって、そして、自分にとって大切な
人格を形成するものなんだと思います◎
コメントありがとうございます。
『人生を楽しむには、勇気と想像力とちょっぴりのお金があればいい』
本当にいい言葉ですよね!
まりこうたさんの言うとおり、
もし、純粋な、気持ちで生きていけたら、
まったく、違った情景が見れるのにと、
毎日思っています!
でも、その取るに足らない何かっていうものが、
その人にとって、そして、自分にとって大切な
人格を形成するものなんだと思います◎
2011-08-07 日 20:59:53 |
URL |
maharasa
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